【開催見解】第20回ばんえい十勝(1/1~1/2)
第36回帯広記念(BG1) 4歳以上オープン別定 1月2日 9R
出走予定馬
○ギンガリュウセイ (910キロ)
○キタノタイショウ (910キロ)
○ホッカイヒカル (900キロ)
○ホクショウダイヤ (910キロ)
○ニュータカラコマ (900キロ)
○トレジャーハンター (900キロ)
○インフィニティー (900キロ)
○シベチャタイガー (890キロ)
○ホリセンショウ (890キロ)
○クロフネオーザン (890キロ)
【解説】毎年恒例となった正月重賞。荷物も今まで以上の重さで900キロ前後と馬場は軽いが力勝負になることは間違いない。実績を重視したい。最有力馬は北見記念3連覇を達成したギンガリュウセイ。ここ数戦はひと息もハンデを背負っていることも多少影響しているし、得意とは言えない時計勝負では仕方のない結果。ここを目標に稽古はされており、仕上がりは万全。力勝負には自信を持っており、今季重賞2勝目へ。今季重賞連勝で期待されていたキタノタイショウはその後、サッパリの内容。障害をスンナリというタイプではないため、行った行ったの展開に泣かされたようだ。今回は障害巧者でもひと腰が難しい荷物となり、この馬には条件は有利。ばんえい記念3着馬の力を見せるか。未知の魅力があるのが明け6歳馬のニュータカラコマ。今季オープンに本格参戦で初挑戦となった岩見沢記念を圧勝。気性面が成長して力を出し切れるようになったのが大きい。時計勝負よりもジックリ構えていく方が今は合っているし、自慢の末脚で古馬重賞2勝目を狙う。その他では好調ホッカイヒカル、力をつけてきたインフィニティー、障害巧者のシベチャタイガーあたりにも注意が必要。
第7回天馬賞(BG1) 5歳オープン 1月3日10R
出走予定馬
○ホクショウユウキ (760キロ)
○ニシキエーカン (760キロ)
○アサヒリュウセイ (760キロ)
○ニシキウンカイ (740キロ)
○テンカムソウ (760キロ)
○ワールドピサ (760キロ)
○タカラハヤヒメ (740キロ)
○エビスダイチ (760キロ)
○ヤマノウンカイ (760キロ)
○サカノテツワン (760キロ)
【解説】4歳(明け5歳)三冠レースの最終戦。定量で行われるため力通りの決着となりそう。最有力馬はばんえい史上初となる4歳三冠馬を狙うホクショウユウキ。柏林賞、銀河賞の二冠に加え、3、4歳限定のはまなす賞も制した。古馬一線級が揃ったドリームエイジCでも僅差の2着とハンデを背負いながら見せ場を作って能力の高さを証明。同世代にもう敵はいない。相手探しとなるが、その筆頭に復調の兆しを見せているニシキエーカン。常に世代重賞ではハンデを背負わされており、この2年はタイトルから遠ざかっているが、今季は一線級の中でもある程度の結果も出しているし、前走も障害重点の競馬ながら終いは見せ場十分。最後の一戦で一発を狙う。ダービー馬アサヒリュウセイもここに来て浮上。前走は障害のタイミングが合わず7着止まりも中間は修正に時間をかけた。切れ味勝負に持ち込めれば。その他ではスピード上位のワールドピサ。前哨戦のイルミネーションCを勝ったヤマノウンカイ。牝馬ではニシキウンカイ。
競馬ブック 定政 紀宏