【開催見解】第23回ばんえい十勝(2/8~2/17)
第23回ばんえい十勝
第39回黒ユリ賞(BG2) 3歳牝馬オープン定量 2月16日 10R
出走予定馬
○アアモンドセブン (640キロ)
○アサヒメイゲツ (640キロ)
○キサラキク (640キロ)
○キタノカツヒメ (640キロ)
○センゴクイチ (640キロ)
○ツルマキイチバン (640キロ)
○フェアリードール (640キロ)
○マルタウンカイ (640キロ)
○ミドリサト (640キロ)
○メモリアルサマー (640キロ)
【解説】明け3歳女王決定戦。今季行われてきた牝馬特別2戦で勝ったアサヒメイゲツ、ミドリサトの2頭が実績面で上位も、その後各馬力をつけており、どの馬にもチャンスがありそうな一戦。その中で最有力候補と見ているのは白菊賞を勝ったアサヒメイゲツ。A-1クラス(オープン)で牡馬の中に入っても見劣りしない切れ味を見せている。ただ、障害に課題も残っており、積極策は厳しいが、ある程度荷物を背負っているため、極端には速くならないだろう。そうなれば直線一気も可能である。ここにきて急成長してきたのがキサラキクである。もうひとつパンチ力がなかったが、秋を迎えメキメキと頭角を現してきた。白菊賞では惨敗も今なら十分にチャンスがありそう。力勝負ではキタノカツヒメも分がある。近走は時計勝負が多い中で流す競馬しかしなかったが、前走は積極的に攻めて直線は見事な差し切り勝ち。ここを目標に仕上げてきたのだろう。決め手は牝馬でも屈指の存在。その他では血統的に魅力があり、白菊賞5着、いちい賞2着のメモリアルサマーの復活に期待。センゴクイチも近走安定感を増し、増量も克服できそう。
第4回スピードスター賞 4歳以上選抜定量 2月10日 10R
出走予定馬
○オイドン (500キロ)
○キタノストロング (500キロ)
○ダイリンビューティ (480キロ)
○トレジャーハンター (500キロ)
○ハイカラサン (480キロ)
○フクドリ (500キロ)
○ホクショウサスケ (490キロ)
○ホクショウバトル (500キロ)
○リードムサシ (500キロ)
○ワタシハスゴイ (480キロ)
【解説】基礎重量500キロのスピード勝負。とにかく行って上げて押し切る。これがすべてである。今季もスピード自慢が多く揃っていて50秒を切ることは確実。いつものバンバとは違った迫力のあるレースをを楽しんでください。有力馬は何頭かいるが、まずはオイドンから。過去2度の挑戦は(1)(2)着。今季は今までの若馬減量がなくなったが、それ以上に力もつけている。昨年のリベンジに燃える。昨年のチャンピオン馬ホクショウバトルもスピードは一線級に入っても一、二を争う実績馬。前開催を休んでここを目標に再調整してきた。連覇も十分可能。ホクショウバトルを予選で負かしたのがトレジャーハンターである。昨季は予選敗退も今季は見事に競り勝った。最後の粘りも増してきており、過去2度の挑戦でともに2着と涙を呑んだ鬱憤を晴らす。その他では4年連続で出走するフクドリが有力。
競馬ブック 定政 紀宏