【兵庫】第51回 六甲盃展望
日刊スポーツ賞「六甲盃」は、年1度の1マイル半2400m戦です。北陸・東海とのブロック交流重賞、3月6日に金沢、笠松から3頭を迎えて行われます。
今回の遠征3頭ではJRAから転厩初戦の地元オータムカップでタイガースラムを捕まえた笠松ドリームマジシャンが筆頭です。だが、前走の名古屋・梅見月杯はスタート直後の落鉄がありましたが7着に敗れ、評価を下げ、地元勢が優位と見ました。
オオエライジンの名前がない今回は地元勢も上位伯仲です。その中から連覇を狙うエリモアラルマを軸に置きます。昨年の夏休み後は勝ち星こそありませんが、復活気配です。新春賞は3、4番手を進んで直線で一旦は先頭でしたが、外を強襲したニシノイーグル1/2馬身捕まり2着惜敗でした。太め残り前走の1870mをサンライズモール3着からの上積み必至です。掛かるタイプではないので距離延長は大きな援軍です。
ホクセツサンデーは距離克服がカギでしょう。3走前の園田金盃では大井から帰って来たライジンと5度目対戦を完敗2着でしたが、4番手を進んで3、4角先頭から3着タイガースラムを3馬身1/2ちぎっています。新春賞は58.5キロのハンデに泣いて4角3番手までの5着でした。斤量の敏感なタイプで定量戦なら力を出します。
新春賞を連覇してニシノイーグルが末脚勝負です。前走1400mは直前で不利があって6着でした。このレースは昨年の雪辱に燃えています。
田中が手綱を取るエイシンナナツボシは昨年の2着馬、距離は味方です。
【2014.2.26 日刊スポーツ 池永 博省】