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【開催見解】第7回園田競馬後半(6/29~7/1 重賞:園田FCスプリント)

 先週水曜日は外め有利、木曜日は内から伸びる馬も目立ち始め、金曜日は完全に道中、内を回る馬の方が台頭した。先々週は断然差し馬有利だったし、その前週は断然先行馬。この梅雨時の馬場は日によってガラッと変わるだけに傾向を読むのが非常に難しい。サテ今週は地方競馬スーパースプリントシリーズ5戦目、園田FCスプリント(30日、820メートル戦)園田以西の快速No1が決まる。過去3年の勝ち馬は高知、佐賀、高知所属馬で特に高知馬には縁起のいいレース。その高知勢、今年も2頭が参戦する。木村Jが騎乗となるスクワドロンは1月の黒潮スプリンターズカップの優勝馬。当時の3着馬がお馴染みのエプソムアーロンだし、4着が現在、連続3着中のエーシングリズリー、更 には9着馬が2走前1230メートル戦を逃げ切ったエイシンアクロンだから能力的には十分足りる。またカッサイは3走前、前走とスクワドロンと同じ日の同じ距離で共に0秒6上回る好時計をマークだから目下7連勝の勢いは十分に頷ける。迎え撃つ地元勢は安定した先行力のランドクイーン、前走が非常にいい勝ち振りだったエイシンホクトセイ、820メートル経験がある堅実馬ニホンカイセーラ、そして前記グリズリー、アクロンあたりが上位を形成か。

 

 29日はB1級の1400メートル戦がメイン。注目はJRAからの転入初戦となるコランダム、新馬勝ちを含め殆どが1200メートル戦と言うことであと1Fをどう乗り切るかだが、ここに入れば能力の違いは歴然。乗り込みも十分だけに相手探しの一戦と見ていいだろう。その筆頭がサントノ ーレ。前走は昇級初戦、しかもハイペースで前を追いかけすぎた分の3着、追い切り好走で相変わらず体調の良さをアピール。素早い反撃十分だろう。次いでハクユウカンベエ、前走時は追い切りなしでの出走だったが、今回はシッカリ鍛えた。実績的にもソロソロ要警戒だろう。調整パターンを変えてきたジャストザオネスト、渋とい二枚腰が目立つモンドリュミエールへ。

 

 1日はA2級の1400メートル戦がメイン。タガノトリオンフが10連勝を賭けてスタンバイ。やや間隔は開いたが、調整に抜かりなし。走り慣れた1400メートルに戻したことだし、一層信頼度は増す。カシノサクセスは3連勝中、前走初めての1230メートル戦でもまったく危なげのない勝ち振りだからこの馬にもまだまだ伸び代はある。確かにトリオンフは強敵だ がA2級でも好走可能な力ある。ワキノコクリュウが連続3着で復調アピール、内容的にも1400メートルはベスト距離と思えるし、一角崩し十分。サンライズバードは前走が案外だったもののクラス2走目の上積みを考えれば巻き返し可能だし、テンのスピード争いならオトコギ、トーコーポセイドンも見劣りなし。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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