【開催見解】第6回園田競馬後半(6/20~22 重賞:園田FCスプリント)
ワールドカップが始まったというのに地震の恐怖からなかなか試合に集中できない。でも画面はシッカリと見つめている。余震が起こったとしてもテレビだけは身を持って守れるであろう。それにしても関西圏でまたあんな大きな地震が起きるとは思っても見なかった。調教中の騎手数人はスタンドから聞こえるごう音に一体これは何だ?と思ったとか。馬に乗っているとそう気付かないものらしい。皆様、この1週間程度はとにかくお気をつけて…。
サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜(20~22日)の3日間開催で期間中のメインは21日に行われる園田FCスプリント。駆け引きも何もないワンターンの820メートル戦だけにどの馬も前半から飛ばしていくこと間違いなし。逃げるの はカイロス、ヨアソビの高知勢か。特にカイロスは昨年の(4)着馬でメンバー中、唯一の距離経験馬。この点は大きく味方するかも。迎え撃つ地元勢、最有力はナチュラリーか。それほどの派手さこそはないが、逃げても控えても自在に対応できる。枠順もいいし、まともに砂さえ被らなければ。インディウムはハイペースとなり折り合い面で楽になるかも。しかも鞍上には名古屋、岡部を呼び込んだ。どうやら勝ちに来たかな?格下ながらも勢いがあるのはサンライズトーク。
20日はB1級の1400メートル戦がメイン。中心はファインキャプテン、掛かった4走前さえ除けばコンスタントだし、前走も(2)着馬から僅差。ペプチドムーンは前走57キロが影響、連勝ストップとなったが、今回は定量、乗り込みもシッカリやった だけに素早い反撃狙い。前走でキッカケを掴んだモンドリュミエール、キザシも走り慣れた距離で一発秘める。
22日はA2級の1230メートル戦がメイン。期待はエイシンヒート、前走、最後のひと伸びを欠いたもののその原因は背1キロ増と明らか。今度は初戦圧勝時の下原コンビ、V奪回だ。エイシンヴィーヴォは目下連続(2)着、安定したレース運びは魅力。勢いならトウシンムサシ、初めてのA2級になるが、前走ウインフラクタルとの追い比べには見どころがあった。雨馬場が残ればスマイルプロバイドにもチャンスはあるし、距離2走目トウケイアローにも前進材料が多い。
(文:競馬キンキ 北防 敦)