【開催見解】第21回園田競馬前半(12/26～27 重賞：兵庫ゴールドトロフィー［JpnIII］)
長かった耐震工事が終わり、いよいよ26日、スタンドが全面リニューアルオープンする。４Ｆの特別観覧席にはおひとり様用のいい空間ができたし、３Ｆには女性専用シート、更に２ＦのＳＫＮプレイスはときに団体利用も可能なスペースに。とにかく綺麗になった新スタンド、百聞は一見に如かず、お誘いあわせの上、ご来場ください。
年末年始変則開催のスタートである。
まずは26～27日の２日間開催で26日はリニューアルオープンに相応しい、そのだグランドオープン記念（Ｂ１級1230メートル戦）がメイン。前走厳しい流れになりながらも（３）着に踏ん張ったスマイルプロバイドが中心。２走目の上積みも見込めるし、最悪でも（２）着は死守か。ホクセツプリンスは休養明けから（１）（２）着と大健闘、 前走もロスなく捌いていい脚を使ったし、引き続き好調キープ。マコトパパヴェロは前走が案外も２走前に（２）着したときと同じ1230メートル戦、巻き返し十分だろう。トウシンムサシ、ギャラクシーエースあたりも展開さえ向けば差はない。
27日は第18回目を迎える兵庫ゴールドトロフィー、過去の優勝馬がすべてＪＲＡ勢も今年はそこまで抜けた感じはしない。それだけに地方勢、それも地元馬エイシンバランサーが台頭してもよさそうな感じだが…。しかし、人気はＪＲＡ勢。サクセスエナジーは春んいかきつばた記念、さきたま杯を制した実力、叩き３走目で迎えるここ、やはりＶ確率は最も高いか。サンライズメジャーは前走そのサクセスから０秒３差、９歳とは言えまだ衰えは感じない、逆転候補。逃げるのは マテラスカイか、58キロがどう影響するかだが、小回りは向きそうだし、鞍上吉村も却って心強い。ラブバレットは昨年の（２）着馬、54キロも魅力に。ともあれこのレースの勝ち馬は２年連続で翌年ＪＢＣスプリントを制している、今後にも大注目の一戦ですので是非是非、生観戦を。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
