【開催見解】第11回園田競馬前半(7/31~8/2)

 先週木曜日のA1A2級混合戦を制したのは中塚厩舎マコトタリスマン。これまで後ろから来る馬には数えるほどしか交わされたことのなかった馬、それだけに巧発を決めて逃げた瞬間から勝利の可能性は一層高くなったわけだが、それにしてもA2の身でありながら(2)着馬に2秒2差も付けてしまうとは…。名うての重賞ウイナー相手に(4)着善戦した6月の六甲盃がフロックでなかったことを存分に示す勝ち振り更には16日の真夏のハンデ重賞摂津盃を一段と面白くさせる好内容。ただ、夏場はあまり強くない、多少その影響も出てきたということで今後の体調と要相談になるが、ぜひとも出走してほしい一頭になったことは間違いない。なお、無事出走となった場合、鞍上は笠松、佐藤友Jの予定とか…。

 

 サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜(31、1、2日)の3日間開催で期間中のメインは31日に行われるA1A2級混合の1400メートル戦、中心はショウサンルヴィア、前走、前々走ともA1級単体戦で(4)(5)着、当時よりも大幅にメンバーが楽になったここは主役級の働きは間違いないところ。要は道中の折り合いだけ。ジョージョーダは園田2走目、すべてに上積みが見込めるだけに当然前進h必至。タラニスは近走スタートが案外も上がりに向いてからは確実に寄ってくる。初めての吉村コンビでどう変わってくるか。

 

 1日はA2級の1230メートル戦。やや混戦ムードだが、ひとまず中心はスマイルプロバイド。3カ月半ぶりになるものの元々ポン使いは利く気性だし、馬体も太めなくいい感じに仕上がった。マルメロは1230メートル適性が相当あるようでA2級に入ってからも連続(3)着、しかも着差は詰めているし、追い出すタイミングひとつで十分チャンス。ウインベントゥーラは前走がいい勝ち振り、ただムラが多い一面と背1キロ増がどう影響するか、従い評価は3番手止まり。キータイプは内でうまく脚をタメたとは言え前走の末脚圧巻だった。A1級に混じってのこれだからA2限定となった今回は一層チャンス膨らむ。

 

 2日はB1級の1400メートル戦がメイン。3連勝中ナリタミニスターはいずれもが好時計、テン良し、中良し、終い良しだから今のところケチの付けようがない。ディランフィールドは前走4カ月ぶりでも完勝、大型馬だけに一度使った効果も多大、ライバルよりも早めに動いて渋とく粘り切る。アンリキャトル、マコトパパヴェロは脚の使いどころ次第だが、能力的は前記2頭から比べるとどうもワンパンチに欠くようで…。従いここは一騎打ちと見ていいだろう。

 

 なお31日はこの日をもって騎手引退する永島、西川Jの引退、調教師転身セレモニーが行われる。最後の雄姿、その目に焼き付けて頂きたい。

 

 

(文:競馬キンキ 北防 敦)

 

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