【開催見解】第13回園田競馬後半(9/4~6 重賞:園田オータムトロフィー、園田チャレンジカップ)
4日ゴールデンジョッキーカップ、5日オータムトロフィー、6日チャレンジカップと続く今週の園田3日間はまさに秋祭りのようなもの。弾みを付けるのは今日GJC、今年もまた全国2000勝以上のハイレベルジョッキーが勢揃いした。中でも勝手な注目は初出場となる大井真島J。JRA戸崎Jと共に少しだけ平均年齢を下げる30台、今が旬、これからが旬だけに各地の大御所相手にどんな騎乗を見せてくれるか。昨年優勝は佐賀山口J、しかも遡ること4年[3][3][7][1]位だから表彰台の常連と言ってもいいだろう。また大井的場Jも過去5年[5][2][2][3][3]位とこれまたなかなかの相性。しかし、応援するのはどうしても顔馴染み、兵庫3騎手には特別頑張ってもらおう。
翌日ATはバンローズキングスが主役。前走金沢遠征は大幅に馬体を減らした上にダービー後、少し楽をさせた分で全体的に緩みがあった。そこらを踏まえて今回はダービー時同様、目一杯に仕上げてきた。前進必至。ジンギは一番人気に支持されたダービーで伸びあぐねたもののその後、シッカリ立て直した、巻き返し必至。内でうまく脚をタメれる形になればテンマダイウェーヴの台頭も十分だし、前走好内容のヒストリコも前走同様の体重で臨めるようなら。
更にその翌日はCC。ここはナチュラリーが主役を張りそう。生粋の兵庫県馬だけにファンの後押しも大きいが、前走が58キロを背負ってでも完勝。スピード、充実度は申し分ないだけにハナさえ切れば逃げ切り濃厚だろう。キクノステラは前走摂津盃[3]着、未知数の1700mでこの結果は収穫大だし、今度は最も力を出せる1400m戦、どんな流れになってもコンスタントにまとめてくるだけに可能性は十分。エイシンエンジョイは前走、笠松でのサマーカップ逃げ切り。ただ馬場、展開が向いた感も否めないだけにここで走れば本物と言えそうだが…。他では2連勝中のイルティモーネ、折り合いひとつでショウサンルヴィア、前崩れになったときのコーナスフロリダなどなど。
(文:競馬キンキ 北防 敦)