【開催見解】園田競馬(2020/1/8・9 重賞:園田クイーンセレクション)
2019年兵庫県優秀競走馬が決まり最優秀4歳以上中長距離馬⇒タガノゴールド、同短距離馬⇒ナチュラリー、同3歳馬⇒バンローズキングス、同2歳馬⇒エキサイター、同牝馬⇒リリコとなり全部門最優秀馬の中から決定する年度代表馬にはタガノゴールドが輝いた。
重賞5勝の大活躍だからこれはもう当然の結果である。また特別優秀馬にはイルティモーネ、エイシンニシパも受賞。表彰式は2月20日に行われる予定。
サテ今週の園田競馬は8、9日の2日開催で9日にはJRA桜花賞トライアル出走権を賭けた園田クイーンセレクション(1400メートル)北陸、東海、近畿のブロック間重賞なんだが、今回の遠征馬は名古屋メタリフェルのみ。ただ、やや格下のイメージがあるだけに上位をするのは兵庫県馬だろう。ハリオアマツバメは1400メートル戦に限れば3戦3勝。それも完璧な勝ち振りだからまだ底を見せていない。つまりまだまだ強くなるということで主役はこの馬か。田中Jが騎乗できないと分かった時点で高知、赤岡Jへ依頼も期待の表れ。対抗格は前哨戦快勝のステラモナーク。常にハイレベルの戦いでシッカリと力を付けてきた。どんな展開になっても力は出し切るレース巧者でもある。勢いならカトゥール、2走前モナークに完敗だったとは言え、この時点からの地力強化は目立った。レッドシャリオンは初距離がどうかだが、門別での内容を見る限り能力は相当。他にもキモングラス、キクノナナ、ドバイキャンドルなど伏兵陣も虎視眈々。
8日はA1A2混合の1400メートル戦がメイン。V筆頭は前走完勝セセリ、追い出してからにまだ余力は残っていたし、馬格があるだけに今回の57キロも気にはならない。連勝濃厚とみる。コンドルダンスは園田金盃(3)着馬、当時、内からいい伸びを見せたし、1400メートル戦も大井で経験済み。新春賞除外となった鬱憤を晴らす。同じくタガノタイトも新春賞除外だった。直前の追い切りも好時計で動いており一角崩し可能。タガノカピートは牡馬相手で56キロ、ここさえクリアなら。ひと息入れて立て直したのはタラニス。追い切りは以前よりも動いただけに穴っぽい存在に。
(文:競馬キンキ 北防 敦)