【岩手】〔重賞〕第47回金杯(M2) みどころ
2021年12月31日
岩手県競馬組合
2021シーズンファイナル 岩手県競馬新聞連盟杯 第47回 金杯(M2) 水沢競馬場3歳・ダート1600m
1月3日(月) 15:50発走
金杯の創設は1975年。当初はアラブ2歳重賞でしたが、2000年に一度サラブレッド2歳重賞で実施。翌年から3歳サラブレッド重賞へ移行。2005年から再び2歳シーズンの重賞へ移行し、年明け1月第1週に実施。今年度は開催日程の変更などにより、この金杯がファイナル重賞。昨年、リュウノシンゲンが制したように、来期の岩手クラシックも占う重要な一戦です。 |
【注目馬情報】
★クロールキック
今シーズン2歳戦線の混戦に断。北海道1勝2着3回から地方競馬全国交流・南部駒賞へ参戦してエイシンシュトルムの0秒3差2着。岩手最先着4着のカクテルライトには2秒3先着を果たし、岩手入り。寒菊賞を4馬身差で圧勝し、能力の違いを見せつけました。寒菊賞を使って金杯は陣営の青写真どおり。クロールキックには金杯も通過点。結果を出すことはもちろんのこと、来期クラシックにつながるパフォーマンスを期待したいところです。
★リュウノガルシア
父はアメリカで大人気を誇るウォーフロント産駒アメリカンペイトリオット。本馬はデビュー2戦目を勝ち、ビギナーズカップ3着、若駒賞2着。そして北海道交流・知床賞は惜しくもハナ差2着に惜敗し、続く一戦で2勝目をマークしましたが、近2走2、3着。詰めの甘さを解消したいところですが、ここでは次位を譲れないでしょう。
★カクテルライト
門別1000mの2歳新馬戦を5馬身差で圧勝。2着に退けたスティールルージュはその後、フルールカップ、ローレル賞(川崎)と重賞2勝をマークしました。それを裏付けるように転入2戦目からビギナーズカップ、若駒賞で逃げ切り勝ちを決めました。以降は逃げ一辺倒の脚質で苦戦していますが、自分の競馬ができれば反撃必至。
★セイシーキング
デビュー2戦連続で2着を確保。以降2戦は6、6着に終わりましたが、前々走快勝で軌道修正に成功。前走も3着ながらリュウノガルシアとはタイム差なしにまとめ、地力アップが明白です。
文 松尾 康司