【岩手】重賞 第11回ヴィーナススプリント(M3) みどころ
2024年9月28日
岩手県競馬組合
水沢信用金庫杯 第11回 ヴィーナススプリント(M3) 水沢競馬場3歳以上牝馬オープン・ダート1400m
9月29日(日) 18:25発走
ヴィーナススプリントは牝馬路線充実の一環として2013年に創設。当初5回は水沢1300mを舞台に牝馬オープン重賞で実施されてきましたが、2018年は開催取り止め。翌2019年に準重賞で復活し、盛岡1200mに移行。2021年から重賞へ再格上げされました。また今年は2017年以来、久々に水沢で行われ、1400mで実施されるのは今回が初めてです。 |
【注目馬情報】
★ミニアチュール 牝4歳 佐藤祐司きゅう舎・水沢
昨年、ダイヤモンドカップ、東北優駿、ひまわり賞(オークス)、OROオータムティアラと牡牝馬クラシック四冠を制し、最優秀3歳馬に選ばれました。川崎遠征・ロジータ記念10着後は精彩を欠きましたが、今季3戦目の盛岡1000m戦を完勝して、ついに古馬の壁を突破。前走は“GRANDAME-JAPAN”古馬シーズン・ビューチフルドリーマーカップで強豪遠征馬を一蹴し、目下3連勝中。水沢1400m戦は昨春・あやめ賞以来ですが、地元牝馬が相手では実績の違いが歴然。順当に4連勝を飾り、秋のビッグレースに弾みをつけたいところでしょう。
★トーセンキャロル 牝5歳 佐藤浩一きゅう舎・水沢
一昨年、ひまわり賞(オークス)、OROオータムティアラと牝馬二冠を獲得。昨年は牡馬相手に短距離重賞・岩鷲賞を快勝しました。重賞・絆カップ2着後、南関東へ移籍して4戦を使われて里帰り。重賞・OROターフスプリント4着でしたが、3カ月ぶりの実戦も影響した印象。水沢克服が課題ですが、ひと叩きされて変わり身必至です。
★グットフォーチュン 牝5歳 櫻田康二きゅう舎・盛岡
中央ダート短距離2勝から転入。3戦目、重賞・早池峰スーパースプリントは9着に終わりましたが、盛岡で2連勝を飾り、OROターフスプリントは0秒1差に惜敗。以降はこの一戦に照準を合わせて調整を進めてきました。
★ルチルクォーツ 牝6歳 菅原右吉きゅう舎・水沢
今シーズンも3勝をあげ、水沢1300mコースレコードを更新しました。前走は水沢マイル対応がネックでしたが、ロングスパートを決めて快勝。好調をアピールしました。ペース速くなれば突き抜けるシーンまで。
★ジュランビル 牝8歳 飯田弘道きゅう舎・盛岡
中央4勝・オープンから南関東へトレード。1勝のみでしたが、佐賀の牝馬交流・ヴィーナスカップを優勝しました。前走のOROターフスプリント5着後、そのまま岩手入り。1400mは過去3勝とベストの距離です。
★ケープライト 牝4歳 佐藤浩一きゅう舎・水沢
2歳時に若駒賞、3歳時にはイーハトーブマイルと重賞2勝。今シーズンは3着1回が最高ですが、盛岡1勝に対して水沢5勝と得意とするコース。ヴィーナススプリントを復活の舞台としたいところです。
文/松尾 康司