【開催見解】第11回笠松競馬前半（10/1・2）
第11回笠松競馬「飛騨シリーズ」は10月１日(木)、２日(金)、13日(火)～16日(金)の６日間。前節１日にはジュニアクラウン、後節15日には岐阜金賞が催される。
まずは前節のメインを紹介していきたいが、初日は第43回を迎える２歳オープン「ジュニアクラウン」。初距離で秋風ジュニアを好時計勝ちしたハイジャ、これに際どく迫ったドリームダークアイが人気の中心か。前者は前走勝ちで全国区の活躍が期待される素材と評価がうなぎのぼりで、後者は２歳馬らしからぬ豪脚が売りで混戦になればなるほど強さを発揮しそうなタイプ。この両頭の再戦は実に楽しみだ。果たして２強に割って入る馬がいるのかどうか。可能性を求めるなら、叩き２走目で一変を遂げたカティサンダ、相手なりが持ち味のシャイニーネームあたり。距離延びて本領を発揮し始めたメディタレーニアン、夏負けが解消してきたメガホワイティもうまくハマればといったところか。
２日目はＣ－12ｂ組・特別(ロ)「金山特別」。初日と分割されたため層は薄くなっているが、それだけにここがチャンスと意気込む陣営も多々。中でも転入新馬ミュゼクリエイターは有力な１頭だろう。成功例の多い園田からの転入で、追い切りの動きもこのクラスなら間に合いそうな感触だった。陣営が好発進を期待するのは当然だろう。常に積極的な競馬で場内を沸かしているチーキープリンセスも勝機十分。前走で距離にメドがついたし、同型が手薄な点も買い材料だ。３番手以降は意見の分かれるところだが、時計的にはコスモカイヤナイトが外せない１頭。ただ、距離が延びてというタイプでもないので、展開次第で浮上しそうなサワヤカやキネマオブクイーンを穴で狙ってみるのも面白い。
（文：競馬東海 寺澤 正勝）
