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【開催見解】第24回名古屋競馬(1/29~2/1 重賞:梅桜賞)

2019年1月28日

 今回の名古屋競馬は1月29日~2月1日までの4日間、「梅桜シリーズ」が行われる。

 1月29日(火)1日目のメインは3歳牝馬の重賞「梅桜賞」(1800m)。
 エムエスクイーンはデビューから負けなしの8戦8勝。初馬場だった前走の笠松戦ではやや苦戦を強いられたが、勝ち切ったのは地力の証しといえるだろう。走り慣れた地元に戻れば距離延長も問題なく、連勝を伸ばしてくれるはず。今週もチェリーフオール、トーセンジルコンと2頭の兵庫馬がやってくるが、戦績や時計面は少々地味な印象。それなら地元のリードメロディー、笠松のナラも割って入ることが可能では? あとは転入新馬のヤマショウハヤテ、オウレリアがどうかだが、いずれにしてもエムエスクイーンの相手探しのレースだろう。

 1月30日(水)2日目のメインはA-3組と中央500万円以下の交流「名古屋CCミネルヴァ賞」(1400m)。
 中央500万交流は中央勢が優位な鞍。今回も500万条件で1桁着順を続けるアースコレクション、地方馬場に適性をみせるナムラカブトを中心にクリノユウコリン、センターフォワードと、どの馬も勝ち負けに加わってきそうだ。対する地元勢の筆頭はストリートスマート。ただ、1400mという距離はいささか短い印象もある。展開に恵まれたいところだ。

 1月31日(木)3日目のメインはB級選抜馬による「東海スーパージョッキーズ」(1400m)。
 名古屋から7名、笠松から5名。昨年のリーディング上位による騎手競走で、出走馬は専門紙記者の選抜。名手の腕比べを存分に堪能できそうだが、基本的にほぼ手替わりとなるし、逃げ・先行馬が多数で予想は難解を極めそうだ。その中で注目したいのはイスズブライト。転入初戦は太目もあって動き切れなかったが、この中間は汗取りを着用して熱心な調整が続く。叩き2走目で人気を落とせば狙い目か。ただ、ハナを切れればしぶといイヴレア、フクノブラッサム、切れ味鋭いプラチナクイン、オースタラも要警戒。出走馬すべてにチャンスがあるといっていいだろう。

 2月1日(金)4日目のメインはA-1組の「ムーンストーンオープン」(1600m)。
 強敵相手に善戦してきたメモリートニックだが、今回はオープン特別とあって相手関係に恵まれた。ここを目標に仕上がりは上々で、5走前のような楽逃げになりそうな展開も後押し。人気でも逆らう必要はないか。相手は同厩舎サンデンバロンが有力だが、この馬にしてはタイトな日程かも。前々ならしぶといサザンオールスター、2走目で距離短縮がいいカツゲキライデンには注意が必要だろう。面白いところではグイグイ調子を上げているミラクルシップ。オープン馬相手にどこまでやれるか楽しみ。

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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