【開催見解】第11回大井競馬(9/29~10/3)
平成26年度第11回大井開催は9月29日(月)~10月3日(金)の5日間開催。
初日のメインは「オフト新潟賞」1800メートル
前走B1戦快勝のヴェリーハード、カガヤキダンスオーが人気の中心。2頭とも、この条件は申し分なく、今回も好勝負。
遠征組では船橋のキタサンオーゴンに注目したい。前走でカガヤキダンスオーとコンマ0秒差の接戦を演じており、中間の気配も前走以上。逆転があっても良さそうだ。
穴目では川崎のジャクソンライヒを推奨。シャドーロール着用でレースぶりが良化しており、追い切りの気配も前走以上。先行力生かせれば一発あっても不思議はない。
2日目のメインは「14 ムーンライトカップ」1600メートル
グランディオーソには人気でも逆らえない。前走で重賞通用の能力は十分示しており、追い切りも絶好の動きで仕上がりに抜かりなし。千六(6200)と絶対の自信があるマイル戦
なら死角はないに等しく不動の中心。対抗格は船橋のケイアイヘルメス、地元のゴーディー。スローペースが予想されるだけに先行力確かなこの2頭が逆転候補だろう。
転入初戦のロードロックスターは昨春準オープン3着の実績。追い切りの動きから地方ダートの適性はありそうで軽視は禁物。
3日目のメインは「第48回 東京盃(Jpn2)」1200メートル
アフター5スター賞の1、3着馬が参戦の予定だが、やはり中心は中央勢。
ドリームバレンチノは昨年のJBCスプリント2着馬。ダート戦は千四、千六しか経験がないが、過去の実績から本来は千二が本来ベスト。
休養期間が他馬に比べて長くても中心的存在だ。
2番手はシルクフォーチュン。クラスターカップは単純に展開負け。能力的な衰えは一切なく、前が早くなりそうな展開が予想されるだけに、自慢の豪脚発揮とみたい。
ノーザンリバーは今年の東京スプリント圧勝。仕上がりも坂路の動きから申し分なさそうで、差のない評価。セイクリムズン、タイセイレジェンドは往年の勢いが
近走で感じられず、上記3頭と比較すると割り引きの評価。
4日目のメインは「第11回 レディスプレリュード(Jpn2)」1800メートル
ワイルドフラッパー、サンビスタの再戦。今回は斤量差が1キロとなるし、ワイルドフラッパーも前走が本来の姿ではないはずで、注目度は高い。
川崎千六よりも大井千八向きのイメージがあるカチューシャも当然注目だが、アクティビューティの前走は大幅な馬体重増が影響した感じで簡単に見限りたくはない。
サウンドガガは前走で千六克服も、さすがにこの条件では強気に狙いにくい。
5日目のメインは「スポーツニッポン賞」1200メートル
千二では5戦5勝のアピアが注目の復帰戦。中央馬相手でも…と思うところもあるだけに、東京盃との勝ち時計にも注目が集まりそう。
これに待ったをかけるとしたら、川崎のリアハッピー。初の遠征競馬となるが、精神面が以前よりも成長していることから、それほど不安は感じない。
流れの違いに戸惑うことがなければ面白いだろう。
文 日刊競馬 津田英憲