【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(11/30 勝島王冠)
楽天重賞見解 勝島王冠
「重賞連破だ!セイスコーピオン」
カギになるのは別定重量。A1=57キロ、A2=55キロ、B1以下53キロ、3歳馬2キロ減、牝馬2キロ減、11月25日までのダートグレード競走及びJRA重賞競走の1着馬は2キロ増、南関東重賞競走の1着馬は1キロ増(2歳時の成績を除く)。
過去7回で58キロ=2勝2着3回3着3回、57キロ=1勝2着2回3着3回、55キロ=2勝2着1回3着0回、54キロ1勝2着0回3着0回、53キロ=1勝2着1回3着1回。58キロ以上を背負う実績馬に人気が集まり、54キロ以下の馬が好走すると、当然高配当になる。
JRA準オープンから転入後2連勝。前走マイルグランプリを制したセイスコーピオンが中心。JRA4勝中3勝が1800mで、距離延長はむしろ歓迎。1キロ増えても58キロなら苦にならない。
コンドルダンスはマイルグランプリで2馬身差2着。3歳時京浜盃4着だが、以降地道に力を付け、近況の成績通りここで本格化したとみていい。スタートひと息な面はあるが、末脚の切れ味鋭い。1800mがカギになる。
コスモカウピリはJRA36戦4勝で、今回が転入初戦。ダート1700m2勝。JRA時準オープンではひと息で力関係は微妙だが、55キロならチャンスはある。
ケイアイレオーネは重賞3勝、ジャパンダートダービー3着の実績馬だが、初の59キロがはたしてどうか。
クラージュドールは放牧明けの前走、埼玉新聞栄冠賞を58キロで2着。叩かれ今回57キロは有利。全5勝はすべて1700m以上。
モンサンカノープスは放牧明けの前走マイルグランプリ3着。1800mはJRA在籍時に芝で1勝。距離は微妙だが良化は見込める。
トライアルを制した3歳馬ウマノジョー。いきなり距離延長の2000mをゴール前差し切っている。相手は揃ったが恵量51キロを生かして。
◎セイスコーピオン
○コンドルダンス
▲コスモカウピリ
△ケイアイレオーネ
△クラージュドール
△モンサンカノープス
△ウマノジョー
(日刊競馬 小山内完友)