【開催見解】第6回園田競馬前半(6/14~6/16 重賞:兵庫ダービー)
各地、順調にダービー馬が誕生中。今週は木曜日に兵庫、日曜日に高知でダービー馬が生まれる。しかし、この兵庫ダービー舞台裏ではちょっとしたドタバタがありまして・・・。発端は大本命と見られたマジックカーペットの追い切り後の不安発生。このアクシデントは関係者、ファンすべてがショックでなかなか立ち直れないほど。そのため当初はマジックとの対決を避け高知優駿へ回る予定だったブレイヴコールが急遽、地元ダービーへ戻ってきた。ただ、鞍上はこれまでの吉村Jではない。ブレイヴが高知回りとなった直後に彼はセカンドインパクト陣営からの騎乗依頼を受けていた、となると幾らブレイヴが戻ってきたからと言っても簡単に元へは戻れない。そこで白羽の矢が立ったのが川原J、マジックのリタイアにより僚馬ホープクリスエスの鞍上は木村Jとなり、これまで同馬に騎乗していた大ベテランが浮いてくる格好になったわけだ。ブレイヴ陣営にとってはこれ以上ない代打を確保したしたことに。またホープも当初は高知優駿狙いだった。しかし、大将のリタイアで結局は同馬も地元ダービーへ鞍替えとなった。というわけでなかなか慌しいことがありました兵庫ダービー直前、果たして勝つのは一体どの馬か?15日15時55分スタートです、お楽しみに。
14日のメインはB1級の1700m戦、前走5月31日の1~6着馬までが出走となり、このメンバーの再戦ムード。エイシンミコノスは直ぐにペースを落としての逃げ切りだったが、今度はさらに斤量1kg増、果たしてもう一度あんな逃げになるのかどうか。ならば2着エリオットベイの逆転も十分だろう。前走は早めに仕掛けながらも逃げるミコノスの抵抗に合い、結局はロスが多くなってしまった。馬場2走目スムーズに立ち回ることができれば・・・。メイショウムラサメはどうも3着づいてしまった印象。前走も存分に脚は使っているのだが、少しずつの相手強化で以前ほど切れなくなった印象も。それだけに出し抜けを食らわすような競馬でないと。別路線からのニシノイーグルは良馬場なら確実に寄って来るので・・・。
16日はお馴染みとなった大日本プロレスカップ。B1級の1400m戦で行われるのだが、これがなかなかの難解ムード。勢いなら2連勝中スーパーレインボーなんだが、条件的にはソロソロ正念場。展開が向いたとは言え前走で復調ム ードのハヤイガナ、馬場2走目プラトロッソ、近走手堅いモズキンボシあたりにもチャンスはありそうで。
尚、この日は競馬場プロレスも実施されます。第1試合(エース関本大介選手登場)は14時30分ゴングですのでお早めからのご来場を。
(文:競馬キンキ 北防 敦)